第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
1 / 3
Question
問題 627 変形性関節症について誤っている記述はどれか。
  1. 1成人の半数以上にみられる。不正解
  2. 2膝関節に好発する。不正解
  3. 3運動開始時の痛みが特徴的である。不正解
  4. 4強直を起こしやすい。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]変形性関節症はX線学的には成人の半数以上に何らかの所見がみられるほどありふれた疾患である。65歳以上では大部分の人に何らかの変形性関節症所見があるとされる。
2. [誤り]変形性関節症は荷重関節、特に膝関節に最も多く好発する。次いで股関節、手指関節(DIP、PIP関節)、脊椎などに多い。
3. [誤り]変形性関節症では椅子から立ち上がるときや歩き始めなど、動作開始時に痛みが生じ、動いているうちに軽減する運動開始時痛(starting pain)が特徴的である。
4. [正解]変形性関節症は関節軟骨の変性・摩耗による非炎症性の退行性疾患であり、関節可動域制限(拘縮)は生じるが、強直(関節が完全に動かなくなり骨性に癒合した状態)を起こすことは通常ない。強直は関節リウマチの末期、強直性脊椎炎、化膿性関節炎後などで生じやすい。
Key Points
ポイント
  • 変形性関節症の主な症状:疼痛(運動開始時痛、荷重時痛)、関節腫脹、可動域制限、変形、軋轢音などがある。進行すると安静時痛や夜間痛も出現する。
  • X線所見:関節裂隙狭小化、軟骨下骨硬化、骨棘形成、骨嚢胞などが特徴的である。
  • 重要用語: 変形性関節症、運動開始時痛、拘縮 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶