第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 626 五十肩(肩関節周囲炎)について正しい記述はどれか。
  1. 1肩甲上腕関節の運動制限がある。正解!
  2. 2結髪困難は内旋制限による。不正解
  3. 3結帯困難は外旋制限による。不正解
  4. 4腱板の萎縮はない。不正解
Explanation
解説
1. [正解]五十肩(肩関節周囲炎)では肩甲上腕関節の関節包や周囲組織(腱板、滑液包、靭帯など)に炎症と拘縮が生じ、全方向性の運動制限が特徴である。特に外転、外旋、内旋の制限が顕著で、結髪・結帯動作が困難となる。
2. [誤り]結髪困難(髪を結う動作)は外旋制限と外転制限によるものである。結髪動作は肩関節の外転+外旋の複合運動であり、内旋制限では説明できない。内旋制限により困難となるのは結帯動作である。
3. [誤り]結帯困難(帯を結ぶ、エプロンの紐を結ぶ動作)は内旋制限によるものである。結帯動作は肩関節の内旋+伸展の複合運動であり、外旋制限では説明できない。外旋制限により困難となるのは結髪動作である。
4. [誤り]五十肩では腱板(回旋筋腱板:棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の退行変性や萎縮を伴うことがある。長期間の疼痛と運動制限により腱板筋群の廃用性萎縮も生じる。腱板断裂を合併している場合もある。
Key Points
ポイント
  • 五十肩は40〜60歳代、特に50歳代に好発し、明らかな原因なく発症する肩の疼痛と運動制限を呈する症候群である。疼痛期→拘縮期→回復期の3段階を経て、通常1〜2年で自然軽快することが多い。
  • 結髪・結帯テストは肩関節機能評価の基本であり、結髪は外転+外旋、結帯は内旋+伸展の複合動作を評価する。
  • 重要用語: 五十肩、肩甲上腕関節、運動制限 を正確に理解しておくこと。
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