1. [誤り]捻挫は関節に正常可動域を超える無理な外力が加わったときに起こる外傷である。スポーツ中の着地、階段での踏み外し、転倒などで関節が強制的に動かされることで発生する。
2. [正解]捻挫は関節を支持する靭帯、関節包、腱などの軟部組織の損傷であり、関節面(関節軟骨や骨)の損傷ではない。関節面の損傷は関節内骨折や骨軟骨骨折、変形性関節症で見られる病態である。捻挫は骨や関節軟骨には異常がなく、周囲の支持組織のみが損傷している状態を指す。
3. [誤り]受傷時と同じ方向の外力(ストレステスト)を加えると、損傷された靭帯に伸張力が加わり疼痛が再現される。この所見は損傷部位の特定に有用である。例えば足関節内がえし捻挫では、再度内がえし方向にストレスを加えると外側靭帯の損傷部に疼痛が生じる。
4. [誤り]急性期にはRICE処置(Rest:安静、Ice:冷却、Compression:圧迫、Elevation:挙上)が基本である。特に受傷後24〜72時間は炎症期であり、患部を冷やすことで腫脹と疼痛を軽減できる。温めるのは慢性期に入ってからである。