第08章 整形外科疾患 / B. 関節疾患
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Question
問題 623 変形性膝関節症の成因について誤っているのはどれか。
  1. 1職業不正解
  2. 2年齢不正解
  3. 3脚気正解!
  4. 4関節炎不正解
Explanation
解説
1. [誤り]立ち仕事、農業、重量物運搬など膝関節に繰り返し負荷がかかる職業は変形性膝関節症の発症リスクを高める重要な因子である。機械的ストレスの蓄積が関節軟骨の摩耗を促進する。
2. [誤り]加齢に伴う関節軟骨の退行性変化(弾力性低下、水分含有量減少)は変形性膝関節症の最も重要な成因であり、40歳以上、特に60歳以上の高齢者に好発する。
3. [正解]脚気はビタミンB1(チアミン)欠乏により生じる疾患で、末梢神経障害(多発性神経炎による下肢のしびれ・脱力)や心不全(脚気心)を呈する。関節軟骨の変性や関節炎とは無関係であり、変形性膝関節症の成因とはならない。
4. [誤り]関節リウマチ、化膿性関節炎、結核性関節炎などの既存の関節炎は関節軟骨を損傷・破壊し、二次性変形性膝関節症の原因となる。一次性変形性膝関節症(原因不明)に対して、明らかな原因疾患に続発するものを二次性という。
Key Points
ポイント
  • 変形性膝関節症の主な危険因子:加齢(最重要)、肥満(体重増加による荷重負荷)、女性(閉経後のホルモン変化)、遺伝、O脚変形、外傷歴、職業(膝への負担)などがある。
  • 一次性(原因不明、加齢・肥満が主因)が多く、二次性(外傷、関節炎、骨壊死などに続発)は比較的少ない。日本では変形性股関節症は二次性が多いが、変形性膝関節症は一次性が多いという特徴がある。
  • 重要用語: 変形性膝関節症、加齢、肥満 を正確に理解しておくこと。
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