第06章 内分泌疾患 / C. 副腎疾患
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Question
問題 518 内分泌疾患と検査値の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1褐色細胞腫————————血中カテコールアミン低値不正解
  2. 2アジソン病————————血中 ACTH 低値不正解
  3. 3原発性アルドステロン症——血漿レニン活性低値正解!
  4. 4原発性甲状腺機能低下症——血中 TSH 低値不正解
Explanation
解説
1. [誤り]褐色細胞腫は副腎髄質のカテコールアミン産生腫瘍であり、血中カテコールアミンは高値となる。 低値ではなく高値が正しい検査所見である。
2. [誤り]アジソン病は原発性副腎皮質機能低下症であり、コルチゾール低下に対するネガティブフィードバックにより下垂体からのACTH分泌は代償的に亢進する。 血中ACTHは低値ではなく高値となる。
3. [正解]原発性アルドステロン症ではアルドステロンが副腎皮質から自律的に過剰分泌される。 Na・水貯留により循環血液量が増加し、傍糸球体装置からのレニン分泌はネガティブフィードバックにより抑制される。 したがって血漿レニン活性は低値となり、これが二次性アルドステロン症(レニン高値)との鑑別に重要な指標となる。
4. [誤り]原発性甲状腺機能低下症では甲状腺ホルモン(T3・T4)が低下するため、ネガティブフィードバックにより下垂体からのTSH分泌が亢進する。 血中TSHは低値ではなく高値となる。 | 疾患 | ホルモン変化 | フィードバック | |:---|:---|:---| | 褐色細胞腫 | カテコールアミン高値 | ― | | アジソン病 | コルチゾール低値→ACTH高値 | 負のフィードバック | | 原発性アルドステロン症 | アルドステロン高値→レニン低値 | 負のフィードバック | | 原発性甲状腺機能低下症 | T3・T4低値→TSH高値 | 負のフィードバック | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 内分泌疾患の検査値とフィードバック機構</p>
Key Points
ポイント
  • 内分泌疾患の検査値は「原発性」疾患における負のフィードバック機構を理解すれば論理的に導ける。原発性の臓器障害では上位ホルモンは代償性に変動する。原発性アルドステロン症=低レニン、アジソン病=高ACTH、原発性甲状腺機能低下症=高TSH。
  • 重要用語: 負のフィードバック, 血漿レニン活性, ACTH, TSH を正確に理解しておくこと。
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