第06章 内分泌疾患 / C. 副腎疾患
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Question
問題 517 肺癌の隣接臓器への浸潤により起こるのはどれか。
  1. 1ダンピング症候群不正解
  2. 2ネフローゼ症候群不正解
  3. 3クッシング症候群不正解
  4. 4パンコースト症候群正解!
Explanation
解説
1. [誤り]ダンピング症候群は胃切除後に食物が急速に小腸に流入することで生じる合併症である。 早期ダンピング(食後30分以内の腹部症状・循環器症状)と後期ダンピング(食後2-3時間の低血糖症状)があり、肺癌の浸潤とは無関係。
2. [誤り]ネフローゼ症候群は糸球体の障害により大量の蛋白が尿中に漏出する腎疾患であり、高度蛋白尿・低アルブミン血症・浮腫・高脂血症が特徴である。 肺癌の隣接臓器浸潤によるものではない。
3. [誤り]クッシング症候群はコルチゾール過剰による症候群であり、隣接臓器への直接浸潤ではない。 肺小細胞癌が異所性にACTHを産生する場合にクッシング症候群をきたすことがあるが、これは浸潤ではなく腫瘍随伴症候群(パラネオプラスティック症候群)に分類される。
4. [正解]パンコースト症候群は肺尖部(肺上溝部)に発生した肺癌が隣接する腕神経叢・交感神経節・鎖骨下動脈などに直接浸潤することで生じる。 上肢の疼痛・しびれ(腕神経叢浸潤)、ホルネル症候群(縮瞳・眼瞼下垂・眼球陥凹、交感神経浸潤)が特徴的である。 肺癌の隣接臓器浸潤による症候群の代表例である。
Key Points
ポイント
  • パンコースト症候群は肺尖部癌の隣接臓器「浸潤」による症候群であり、クッシング症候群(異所性ACTH産生)は腫瘍随伴症候群(ホルモン産生)である点を区別すること。ホルネル症候群の三徴(縮瞳・眼瞼下垂・眼球陥凹)も併せて覚えること。
  • 重要用語: パンコースト症候群, 肺尖部癌, ホルネル症候群, 腕神経叢浸潤 を正確に理解しておくこと。
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