第06章 内分泌疾患 / C. 副腎疾患
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Question
問題 512 「49 歳の女性。易疲労感、食欲不振を主訴に来院した。皮膚は乾燥し、低血圧、歯肉の色素沈着が認められる。月経異常や体重減少も伴っていた。」疾患の治療に用いられるのはどれか。
  1. 1ビタミンD 製剤不正解
  2. 2甲状腺ホルモン不正解
  3. 3副腎皮質ホルモン正解!
  4. 4非ステロイド系抗炎症薬不正解
Explanation
解説
1. [誤り]ビタミンD製剤は骨粗鬆症・くる病・骨軟化症の治療や、副甲状腺機能低下症による低Ca血症の補正に用いられる。 アジソン病のホルモン補充療法には用いない。
2. [誤り]甲状腺ホルモン(レボチロキシン)は甲状腺機能低下症(橋本病・粘液水腫など)に対する補充療法に用いられる。 アジソン病に対する治療薬ではない。
3. [正解]アジソン病は副腎皮質ホルモン(コルチゾール・アルドステロン)の分泌低下が原因であるため、治療の根本は副腎皮質ホルモンの補充療法である。 糖質コルチコイド(ヒドロコルチゾン)を基本とし、必要に応じて鉱質コルチコイド(フルドロコルチゾン)を追加する。 感染やストレス時にはシックデイルールとして増量が必要となる。
4. [誤り]非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)は消炎鎮痛薬であり、関節炎や疼痛に用いる薬剤である。 アジソン病のホルモン補充療法には全く関係がない。
Key Points
ポイント
  • アジソン病の治療は不足している副腎皮質ホルモンの補充が原則。ヒドロコルチゾン(コートリル)を第一選択とし、生理的分泌パターンに合わせて朝多く・夕少なく投与する。ストレス時の増量(シックデイルール)も重要。
  • 重要用語: アジソン病, 副腎皮質ホルモン補充療法, ヒドロコルチゾン を正確に理解しておくこと。
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