第06章 内分泌疾患 / C. 副腎疾患
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Question
問題 511 「49 歳の女性。易疲労感、食欲不振を主訴に来院した。皮膚は乾燥し、低血圧、歯肉の色素沈着が認められる。月経異常や体重減少も伴っていた。」最も考えられる疾患はどれか。
  1. 1橋本病不正解
  2. 2アジソン病正解!
  3. 3ランバート・イートン症候群不正解
  4. 4ギラン・バレー症候群不正解
Explanation
解説
1. [誤り]橋本病(慢性甲状腺炎)は甲状腺機能低下症をきたし、非圧痕性浮腫(粘液水腫)・体重増加・寒がり・便秘が特徴的である。 色素沈着は橋本病の特徴的所見ではなく、体重は増加傾向となるため本症例とは矛盾する。
2. [正解]本症例の易疲労感・食欲不振・皮膚乾燥・低血圧・歯肉の色素沈着・月経異常・体重減少はすべてアジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)の典型的症状である。 コルチゾール低下→低血糖・易疲労感、アルドステロン低下→低血圧・Na喪失、ACTH上昇→色素沈着(歯肉を含む粘膜)、副腎アンドロゲン低下→月経異常と、各症状がホルモン変動で説明できる。
3. [誤り]ランバート・イートン症候群は神経筋接合部の自己免疫疾患で、近位筋の筋力低下・深部腱反射低下が主症状である。 色素沈着や低血圧は特徴的ではない。
4. [誤り]ギラン・バレー症候群は急性の対称性上行性弛緩性麻痺を主症状とする末梢神経疾患である。 色素沈着・低血圧・月経異常は特徴的所見ではない。
Key Points
ポイント
  • 「低血圧+粘膜の色素沈着+易疲労感+体重減少」の組合せはアジソン病を強く示唆する。特に歯肉や口腔粘膜の色素沈着はACTH上昇を反映する特徴的所見であり、診断の重要な手がかりとなる。
  • 重要用語: アジソン病, 色素沈着, 低血圧, ACTH上昇 を正確に理解しておくこと。
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