第06章 内分泌疾患 / C. 副腎疾患
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Question
問題 510 クッシング症候群でよくみられるのはどれか。
  1. 1体重減少不正解
  2. 2皮膚線条正解!
  3. 3低血圧不正解
  4. 4低血糖不正解
Explanation
解説
1. [誤り]クッシング症候群ではコルチゾール過剰により体幹への脂肪沈着(中心性肥満)が生じ、体重は増加する。 体重減少ではなく体重増加が正しい所見である。
2. [正解]クッシング症候群ではコルチゾール過剰により皮膚のコラーゲン合成が抑制され、皮膚が菲薄化する。 同時に中心性肥満により腹部・大腿部の皮膚が伸展されるため、赤紫色の幅広い皮膚線条(伸展性線条)が出現する。 通常の肥満でみられる白色線条と異なり、赤紫色であることがクッシング症候群に特徴的である。
3. [誤り]コルチゾールにはNa貯留作用(鉱質コルチコイド作用)があり、循環血液量増加と血管反応性亢進により高血圧をきたす。 低血圧ではなく高血圧が正しい所見である。
4. [誤り]コルチゾールは糖新生を促進しインスリン抵抗性を増大させるため、高血糖をきたす。 低血糖ではなく高血糖が正しい所見である。 | クッシング症候群の主要症状 | 機序 | |:---|:---| | 中心性肥満・満月様顔貌 | 脂肪の再分布 | | 赤紫色皮膚線条 | 皮膚菲薄化+肥満による伸展 | | 高血圧 | Na貯留・血管反応性亢進 | | 高血糖 | 糖新生亢進・インスリン抵抗性 | | 骨粗鬆症 | 骨形成抑制・骨吸収促進 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: クッシング症候群の主要症状と機序</p>
Key Points
ポイント
  • クッシング症候群の症状はすべてコルチゾール過剰から説明できる。赤紫色の皮膚線条は通常の肥満との鑑別点として重要。体重増加・高血圧・高血糖が特徴であり、体重減少・低血圧・低血糖はいずれも誤り。
  • 重要用語: クッシング症候群, 皮膚線条, 中心性肥満, コルチゾール過剰 を正確に理解しておくこと。
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