第06章 内分泌疾患 / C. 副腎疾患
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Question
問題 508 褐色細胞腫でよくみられるのはどれか。
  1. 1徐 脈不正解
  2. 2低血糖不正解
  3. 3発 汗正解!
  4. 4色素沈着不正解
Explanation
解説
1. [誤り]褐色細胞腫ではカテコールアミンのβ1受容体刺激作用により心拍数が増加し、頻脈がみられる。 徐脈ではなく頻脈が正しい所見である。
2. [誤り]カテコールアミンは肝臓でのグリコーゲン分解・糖新生を促進するため、高血糖をきたす。 低血糖ではなく高血糖が正しい所見である。
3. [正解]褐色細胞腫ではカテコールアミン過剰により交感神経が刺激され、エクリン汗腺からの発汗が著明に亢進する。 発汗過多は褐色細胞腫の典型的症状の一つであり、高血圧・頭痛・動悸とともに主要4徴候を構成する。 発作性に大量の発汗がみられることが特徴的である。
4. [誤り]色素沈着はアジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)でACTH上昇に伴うMSH作用亢進によりみられる症状である。 褐色細胞腫では通常みられない。 | 症状 | 褐色細胞腫 | アジソン病 | |:---|:---|:---| | 血圧 | 高血圧 | 低血圧 | | 脈拍 | 頻脈 | 徐脈傾向 | | 血糖 | 高血糖 | 低血糖 | | 発汗 | 発汗過多 | ― | | 色素沈着 | なし | あり(ACTH上昇) | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 褐色細胞腫とアジソン病の症状比較</p>
Key Points
ポイント
  • 褐色細胞腫の症状はすべてカテコールアミンの交感神経刺激作用で説明できる。頻脈(徐脈ではない)・高血糖(低血糖ではない)・発汗過多が正しい所見。色素沈着はアジソン病の所見であり混同しないこと。
  • 重要用語: 褐色細胞腫, 発汗過多, カテコールアミン, 交感神経刺激 を正確に理解しておくこと。
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