第06章 内分泌疾患 / C. 副腎疾患
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Question
問題 506 「55歳の女性。夕食にてんぷらを摂取後、悪心、恒吐、右季肋部痛が出現し、救急外来を受診した。血液検査データで白血球数19,500/μl、CRP高値、赤沈亢進を認めた。」本患者で予測される所見はどれか。
  1. 1視診で皮膚線条がみられる。不正解
  2. 2聴診で血管雑音が聴取される。不正解
  3. 3打診で肋骨脊柱角に叩打痛がある。不正解
  4. 4触診で筋性防御がみられる。正解!
Explanation
解説
1. [誤り]皮膚線条はクッシング症候群や急激な体重変化でみられる所見である。 脂肪食後の急性腹症である本症例(急性胆嚢炎)では皮膚線条は関連しない。
2. [誤り]血管雑音は動脈狭窄(腎動脈狭窄症など)や動静脈瘻で聴取される所見である。 急性胆嚢炎では血管雑音は聴取されない。
3. [誤り]肋骨脊柱角(CVA)の叩打痛は腎疾患(腎盂腎炎・尿路結石など)を示唆する所見である。 胆嚢炎では右季肋部の圧痛(マーフィー徴候)が特徴的であり、CVA叩打痛ではない。
4. [正解]本症例は55歳女性・脂肪食後の右季肋部痛・白血球増多・CRP高値から急性胆嚢炎が最も考えられる。 胆嚢炎が進行し腹膜炎を合併すると、腹膜刺激症状として筋性防御(デファンス)がみられる。 触診で右季肋部を中心に筋性防御を認めることは急性胆嚢炎の重要な身体所見である。
Key Points
ポイント
  • 脂肪食後の右季肋部痛+炎症反応高値は急性胆嚢炎を強く示唆する。胆嚢炎ではマーフィー徴候(右季肋部圧痛で吸気停止)や筋性防御が重要な身体所見。CVA叩打痛は腎疾患の所見であり混同しないこと。
  • 重要用語: 急性胆嚢炎, 筋性防御, マーフィー徴候, 右季肋部痛 を正確に理解しておくこと。
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