1. [正解]原発性アルドステロン症では副腎皮質球状層からアルドステロンが過剰分泌される。
アルドステロンは腎遠位尿細管および集合管においてNa⁺/K⁺交換を促進し、ナトリウムイオンの再吸収を著明に亢進させる。
その結果、体内にNaと水が貯留し、高血圧・循環血液量増大をきたす。
2. [誤り]カリウムイオンはアルドステロンの作用により遠位尿細管で排泄(分泌)が亢進する。
再吸収ではなく排泄が増加するため、低カリウム血症を生じる。
3. [誤り]水素イオンもアルドステロンの作用により腎臓での排泄が亢進する。
H⁺排泄増加の結果、代謝性アルカローシスをきたす。再吸収は亢進しない。
4. [誤り]カルシウムイオンの再吸収はアルドステロンの主要な作用ではない。
カルシウム代謝に関与するのはPTH(副甲状腺ホルモン)やビタミンDである。
| イオン | アルドステロンの作用 | 結果 |
|:---|:---|:---|
| Na⁺ | 再吸収亢進 | 高Na血症・高血圧 |
| K⁺ | 排泄亢進 | 低K血症・四肢麻痺 |
| H⁺ | 排泄亢進 | 代謝性アルカローシス |
<p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: アルドステロンの腎臓における各イオンへの作用</p>