第06章 内分泌疾患 / C. 副腎疾患
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Question
問題 496 基礎代謝率が亢進するのはどれか。
  1. 1シーハン症候群不正解
  2. 2巨人症不正解
  3. 3褐色細胞腫正解!
  4. 4クッシング症候群不正解
Explanation
解説
1. [誤り]シーハン症候群は分娩時大量出血による下垂体前葉壊死であり、TSH低下→甲状腺ホルモン低下により基礎代謝はむしろ低下する。 ACTH低下による副腎皮質ホルモン低下も加わり、代謝は全般的に低下する。
2. [誤り]巨人症は骨端線閉鎖前の成長ホルモン過剰分泌による骨・軟部組織の過成長である。 成長ホルモン過剰は代謝に影響を与えるが、基礎代謝率の著明な亢進の代表疾患ではない。
3. [正解]褐色細胞腫は副腎髄質の腫瘍でカテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)を過剰に産生する。 カテコールアミンは交感神経を刺激し、心拍数増加・血管収縮・糖代謝亢進・脂肪分解促進などの作用により基礎代謝率が著明に亢進する。 体重減少・発汗・頻脈・高血糖がみられ、甲状腺機能亢進症とともに基礎代謝亢進の代表的疾患である。
4. [誤り]クッシング症候群はコルチゾール過剰による疾患である。 中心性肥満・満月様顔貌・高血圧が主症状であり、基礎代謝率の著明な亢進は特徴的ではない。
Key Points
ポイント
  • 基礎代謝率が亢進する代表的疾患は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)と褐色細胞腫である。褐色細胞腫ではカテコールアミン過剰により交感神経が刺激され、代謝が著しく亢進する。シーハン症候群は代謝低下をきたす。
  • 重要用語: 褐色細胞腫, カテコールアミン, 基礎代謝亢進 を正確に理解しておくこと。
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