第06章 内分泌疾患 / C. 副腎疾患
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Question
問題 494 次の文で示す患者で最も考えられるのはどれか。「45歳の男性。高血圧、多尿、四肢麻痺、低カリウム血症、高ナトリウム血症を認めた。」
  1. 1尿崩症不正解
  2. 2原発性アルドステロン症正解!
  3. 3褐色細胞腫不正解
  4. 4副甲状腺機能亢進症不正解
Explanation
解説
1. [誤り]尿崩症では多尿・口渇・多飲がみられるが、高血圧や低カリウム血症は特徴的ではない。 尿崩症はADH分泌低下による水再吸収障害であり、高Na血症はみられるが低K血症はみられない。
2. [正解]高血圧・多尿・四肢麻痺・低カリウム血症・高ナトリウム血症は原発性アルドステロン症(コン症候群)の典型的所見である。 アルドステロンの過剰分泌により腎遠位尿細管でNa再吸収が亢進(→高Na血症・高血圧)し、同時にK排泄が亢進(→低K血症・四肢麻痺)する。 低K血症により多尿も生じ、本症例のすべての所見が矛盾なく説明できる。
3. [誤り]褐色細胞腫では高血圧がみられるが、カテコールアミン過剰による頭痛・動悸・発汗が主体である。 低カリウム血症・高ナトリウム血症は褐色細胞腫の典型的所見ではない。
4. [誤り]副甲状腺機能亢進症ではPTH過剰による高カルシウム血症が主体である。 筋力低下はみられるが、高血圧・低K血症・高Na血症は典型的ではない。
Key Points
ポイント
  • 高血圧+低K血症+高Na血症+四肢麻痺+多尿の組合せは原発性アルドステロン症を強く示唆する。アルドステロンの作用(Na再吸収促進・K排泄促進)から電解質異常と症状を論理的に導けるようにしておくこと。
  • 重要用語: 原発性アルドステロン症, 低カリウム血症, 高ナトリウム血症, 四肢麻痺 を正確に理解しておくこと。
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