1. [誤り]尿崩症では多尿・口渇・多飲がみられるが、高血圧や低カリウム血症は特徴的ではない。
尿崩症はADH分泌低下による水再吸収障害であり、高Na血症はみられるが低K血症はみられない。
2. [正解]高血圧・多尿・四肢麻痺・低カリウム血症・高ナトリウム血症は原発性アルドステロン症(コン症候群)の典型的所見である。
アルドステロンの過剰分泌により腎遠位尿細管でNa再吸収が亢進(→高Na血症・高血圧)し、同時にK排泄が亢進(→低K血症・四肢麻痺)する。
低K血症により多尿も生じ、本症例のすべての所見が矛盾なく説明できる。
3. [誤り]褐色細胞腫では高血圧がみられるが、カテコールアミン過剰による頭痛・動悸・発汗が主体である。
低カリウム血症・高ナトリウム血症は褐色細胞腫の典型的所見ではない。
4. [誤り]副甲状腺機能亢進症ではPTH過剰による高カルシウム血症が主体である。
筋力低下はみられるが、高血圧・低K血症・高Na血症は典型的ではない。