第06章 内分泌疾患 / C. 副腎疾患
1 / 3
Question
問題 486 四肢の筋力低下をきたさないのはどれか。
  1. 1バセドウ病不正解
  2. 2褐色細胞腫正解!
  3. 3原発性アルドステロン症不正解
  4. 4低カリウム血症不正解
Explanation
解説
1. [誤り]バセドウ病(甲状腺機能亢進症)では甲状腺中毒性ミオパチーにより近位筋の筋力低下をきたす。 甲状腺ホルモン過剰が筋蛋白の異化を促進し、筋萎縮・筋力低下を生じる。
2. [正解]褐色細胞腫はカテコールアミンの過剰分泌により発作性高血圧・頻脈・頭痛・発汗・顔面蒼白が主症状である。 カテコールアミンは交感神経を刺激するが、四肢の筋力低下は通常きたさない。 高血圧に伴う頭痛・動悸・発汗が三大症状とされる。
3. [誤り]原発性アルドステロン症ではアルドステロン過剰によりK排泄が亢進し低カリウム血症をきたす。 低カリウム血症では筋の興奮性が低下し、四肢の筋力低下・麻痺が生じる。
4. [誤り]低カリウム血症では筋細胞の静止膜電位が過分極し、興奮性が低下するため筋力低下・四肢麻痺が生じる。 重症では呼吸筋麻痺や致死性不整脈のリスクもある。
Key Points
ポイント
  • 褐色細胞腫は発作性高血圧・頻脈・発汗が主症状であり、四肢の筋力低下はきたさない。バセドウ病では甲状腺中毒性ミオパチー、原発性アルドステロン症と低カリウム血症では低K血症による筋力低下がみられる。
  • 重要用語: 褐色細胞腫, カテコールアミン, 低カリウム血症, 筋力低下 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶