1. [正解]急性虫垂炎は虫垂の化膿性炎症である。
虫垂内腔が糞石などにより閉塞し、腸内細菌の増殖により化膿性の炎症が進展する。
症状は心窩部痛に始まり右下腹部(マックバーネー点)に移動する疼痛、発熱、白血球増多がみられる。
進行すると穿孔し腹膜炎を起こすため、早期の外科的治療が重要である。
2. [誤り]バビンスキー反射は上位運動ニューロン(錐体路)障害の神経学的所見である。
足底を刺激すると母趾が背屈する病的反射であり、急性虫垂炎とは全く無関係である。
3. [誤り]副腎皮質ホルモン(ステロイド)は免疫抑制作用・抗炎症作用があるが、化膿性炎症には不適切である。
ステロイドは感染防御能を低下させるため、細菌感染症である虫垂炎では症状を悪化させる危険がある。
4. [誤り]急性虫垂炎では炎症に伴い白血球増多(特に好中球増加)がみられる。
赤血球増多は多血症(真性赤血球増加症など)の所見であり、虫垂炎ではみられない。