第06章 内分泌疾患 / C. 副腎疾患
1 / 3
Question
問題 479 急性虫垂炎について正しい記述はどれか。
  1. 1化膿性炎症である。正解!
  2. 2バビンスキー反射が陽性となる。不正解
  3. 3副腎皮質ホルモンが極めて有効である。不正解
  4. 4赤血球増多を伴う。不正解
Explanation
解説
1. [正解]急性虫垂炎は虫垂の化膿性炎症である。 虫垂内腔が糞石などにより閉塞し、腸内細菌の増殖により化膿性の炎症が進展する。 症状は心窩部痛に始まり右下腹部(マックバーネー点)に移動する疼痛、発熱、白血球増多がみられる。 進行すると穿孔し腹膜炎を起こすため、早期の外科的治療が重要である。
2. [誤り]バビンスキー反射は上位運動ニューロン(錐体路)障害の神経学的所見である。 足底を刺激すると母趾が背屈する病的反射であり、急性虫垂炎とは全く無関係である。
3. [誤り]副腎皮質ホルモン(ステロイド)は免疫抑制作用・抗炎症作用があるが、化膿性炎症には不適切である。 ステロイドは感染防御能を低下させるため、細菌感染症である虫垂炎では症状を悪化させる危険がある。
4. [誤り]急性虫垂炎では炎症に伴い白血球増多(特に好中球増加)がみられる。 赤血球増多は多血症(真性赤血球増加症など)の所見であり、虫垂炎ではみられない。
Key Points
ポイント
  • 急性虫垂炎は化膿性炎症であり、虫垂内腔の閉塞と細菌感染が原因。心窩部痛→右下腹部痛への移動、発熱、白血球増多が典型的所見。副腎皮質ホルモンは感染症を悪化させるため禁忌に近い。
  • 重要用語: 急性虫垂炎, 化膿性炎症, マックバーネー点, 白血球増多 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶