第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
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Question
問題 469 「36歳の女性。発汗過多、心悸亢進を主訴に来院した。食欲はあるが体重は減少傾向で、興奮しやすい。手指には振戦がみられた。血圧は正常、心電図検査では洞性頻脈が認められた。」本疾患に特徴的な所見はどれか。
  1. 1浮腫不正解
  2. 2口内炎不正解
  3. 3満月様顔貌不正解
  4. 4眼球突出正解!
Explanation
解説
1. [誤り]浮腫(粘液水腫)は甲状腺機能低下症の所見である。 甲状腺機能亢進症では代謝が亢進しているため、浮腫はみられにくい。
2. [誤り]口内炎はベーチェット病や栄養欠乏(ビタミンB群不足)などでみられる所見である。 バセドウ病の特徴的所見ではない。
3. [誤り]満月様顔貌はクッシング症候群の特徴的所見である。 コルチゾール過剰による顔面の脂肪沈着が原因であり、バセドウ病とは異なる疾患の所見である。
4. [正解]本症例の発汗過多・心悸亢進・体重減少・興奮・手指振戦・洞性頻脈はバセドウ病(甲状腺機能亢進症)を強く示唆する所見である。 バセドウ病では眼窩後組織の炎症・浮腫・脂肪組織の増生により眼球が前方に突出する(バセドウ眼症)。 眼球突出はメルゼブルクの三主徴(甲状腺腫大・頻脈・眼球突出)の一つであり、バセドウ病に特徴的な所見である。
Key Points
ポイント
  • バセドウ病の特徴的所見として眼球突出がある。メルゼブルクの三主徴(甲状腺腫大・頻脈・眼球突出)を正確に覚えること。浮腫は甲状腺機能低下症、満月様顔貌はクッシング症候群の所見であり、混同しないこと。
  • 重要用語: バセドウ病, 眼球突出, メルゼブルクの三主徴 を正確に理解しておくこと。
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