1. [誤り]浮腫(粘液水腫)は甲状腺機能低下症の所見である。
甲状腺機能亢進症では代謝が亢進しているため、浮腫はみられにくい。
2. [誤り]口内炎はベーチェット病や栄養欠乏(ビタミンB群不足)などでみられる所見である。
バセドウ病の特徴的所見ではない。
3. [誤り]満月様顔貌はクッシング症候群の特徴的所見である。
コルチゾール過剰による顔面の脂肪沈着が原因であり、バセドウ病とは異なる疾患の所見である。
4. [正解]本症例の発汗過多・心悸亢進・体重減少・興奮・手指振戦・洞性頻脈はバセドウ病(甲状腺機能亢進症)を強く示唆する所見である。
バセドウ病では眼窩後組織の炎症・浮腫・脂肪組織の増生により眼球が前方に突出する(バセドウ眼症)。
眼球突出はメルゼブルクの三主徴(甲状腺腫大・頻脈・眼球突出)の一つであり、バセドウ病に特徴的な所見である。