第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
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Question
問題 468 慢性腎不全でみられるのはどれか。
  1. 1低カリウム血症不正解
  2. 2高ナトリウム血症不正解
  3. 3高リン血症正解!
  4. 4高カルシウム血症不正解
Explanation
解説
1. [誤り]慢性腎不全では腎臓でのカリウム排泄能が低下するため、高カリウム血症がみられる。 高カリウム血症は致死性不整脈の原因となり、慢性腎不全の重篤な合併症の一つである。
2. [誤り]慢性腎不全では水の排泄障害による希釈や尿細管でのNa再吸収障害により、むしろ低ナトリウム血症傾向となる。 高ナトリウム血症は脱水時にみられることが多い。
3. [正解]慢性腎不全では腎臓でのリン排泄能が低下するため、高リン血症がみられる。 高リン血症はカルシウムと結合してリン酸カルシウムを形成し、血清カルシウムを低下させる。 これにより二次性副甲状腺機能亢進症が惹起され、腎性骨異栄養症の原因となる。
4. [誤り]慢性腎不全では高リン血症に伴う低カルシウム血症がみられ、高カルシウム血症ではない。 さらに腎臓での活性型ビタミンDの産生低下も低カルシウム血症に寄与する。 | 電解質 | 慢性腎不全での変動 | 機序 | |:---|:---|:---| | カリウム(K) | 高値 | 腎排泄低下 | | ナトリウム(Na) | 低値傾向 | 希釈・再吸収障害 | | リン(P) | 高値 | 腎排泄低下 | | カルシウム(Ca) | 低値 | 高P血症・ビタミンD活性化障害 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 慢性腎不全における電解質異常</p>
Key Points
ポイント
  • 慢性腎不全の電解質異常は「高K・低Na・高P・低Ca」と覚える。高リン血症→低カルシウム血症→二次性副甲状腺機能亢進症→腎性骨異栄養症という病態の流れを理解すること。
  • 重要用語: 高リン血症, 高カリウム血症, 二次性副甲状腺機能亢進症 を正確に理解しておくこと。
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