第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
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Question
問題 464 続発性脂質異常症の原因となるのはどれか。
  1. 1高血圧不正解
  2. 2甲状腺機能亢進症不正解
  3. 3十二指腸潰瘍不正解
  4. 4ネフローゼ症候群正解!
Explanation
解説
1. [誤り]高血圧は脂質異常症とともに動脈硬化の危険因子となるが、脂質異常症の直接的原因ではない。 高血圧と脂質異常症は併存することが多いが、因果関係ではなく並列の関係である。
2. [誤り]甲状腺機能亢進症では代謝が亢進し、コレステロールの消費・分解が促進されるため、むしろ総コレステロールは低値となる。 なお甲状腺機能低下症では逆にコレステロールが上昇し、続発性脂質異常症の原因となる。
3. [誤り]十二指腸潰瘍は消化管の疾患であり、脂質代謝との直接的な関連はない。 上腹部痛・黒色便などが主症状であり、脂質異常症の原因とはならない。
4. [正解]ネフローゼ症候群では大量の蛋白尿により低アルブミン血症が生じる。 これに対する代償反応として肝臓でのリポ蛋白(VLDL・LDL)合成が亢進し、高LDLコレステロール血症・高トリグリセリド血症をきたす。 このようにネフローゼ症候群は続発性脂質異常症の代表的な原因疾患である。 | 原因疾患 | 脂質異常の機序 | |:---|:---| | ネフローゼ症候群 | 低アルブミン→肝でのリポ蛋白合成亢進 | | 甲状腺機能低下症 | 代謝低下→コレステロール分解低下 | | 糖尿病 | インスリン作用不足→脂質代謝異常 | | クッシング症候群 | コルチゾール過剰→脂質沈着 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 続発性脂質異常症の主な原因疾患</p>
Key Points
ポイント
  • 続発性脂質異常症の原因としてネフローゼ症候群・甲状腺機能低下症・糖尿病・クッシング症候群が重要。甲状腺機能亢進症ではコレステロールは低下するため、亢進症と低下症を混同しないこと。
  • 重要用語: 続発性脂質異常症, ネフローゼ症候群, 甲状腺機能低下症 を正確に理解しておくこと。
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