第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
1 / 3
Question
問題 461 白内障がよくみられる疾患はどれか。
  1. 1高HDL 血症不正解
  2. 2高尿酸血症不正解
  3. 3橋本病不正解
  4. 4糖尿病正解!
Explanation
解説
1. [誤り]高HDL血症はHDLコレステロールが高値の状態であり、動脈硬化の抑制因子として働く。 白内障との関連はなく、むしろ心血管疾患の予防的因子である。
2. [誤り]高尿酸血症は血中尿酸値の上昇により痛風発作や尿路結石をきたす。 関節・腎臓に影響を及ぼすが、白内障の原因とはならない。
3. [誤り]橋本病は慢性甲状腺炎であり、甲状腺機能低下症の主要な原因である。 甲状腺機能低下症自体は白内障の主要原因ではない(副甲状腺機能低下症による低Ca血症が白内障の原因となる)。
4. [正解]糖尿病では高血糖に伴い水晶体内にソルビトールが蓄積し、浸透圧変化により水晶体が混濁して白内障を生じる。 糖尿病性白内障は若年者でもみられることがあり、三大合併症(網膜症・腎症・神経障害)とともに重要な眼合併症である。 血糖コントロールの改善により進行を抑制できる場合がある。
Key Points
ポイント
  • 糖尿病の眼合併症として白内障と網膜症が重要である。白内障はソルビトール蓄積による水晶体混濁が原因。白内障をきたす他の疾患として副甲状腺機能低下症(低Ca血症)やアトピー性皮膚炎なども覚えておくこと。
  • 重要用語: 糖尿病性白内障, ソルビトール蓄積, 水晶体混濁 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶