第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
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Question
問題 455 クレチン症でみられるのはどれか。
  1. 1精神発達遅延正解!
  2. 2手指振戦不正解
  3. 3頻 脈不正解
  4. 4多 汗不正解
Explanation
解説
1. [正解]クレチン症(クレチン病)は先天性の甲状腺機能低下症であり、甲状腺ホルモンの不足により精神発達遅延および身体発育遅延をきたす。 甲状腺ホルモンは胎児期から乳幼児期の脳の発達に不可欠であり、不足すると不可逆的な知的障害を生じる。 新生児マススクリーニングにより早期発見・早期治療が可能となり、予後が改善している。
2. [誤り]手指振戦は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の症状である。 甲状腺ホルモン過剰による交感神経亢進で振戦が生じる。クレチン症は機能低下症であるため該当しない。
3. [誤り]頻脈は甲状腺機能亢進症の代表的症状である。 クレチン症(機能低下症)では代謝低下により徐脈傾向となる。
4. [誤り]多汗は甲状腺機能亢進症の症状であり、代謝亢進・産熱量増加による。 クレチン症では皮膚は乾燥し、発汗は減少する。
Key Points
ポイント
  • クレチン症は先天性甲状腺機能低下症であり、精神発達遅延・身体発育遅延が特徴である。手指振戦・頻脈・多汗はいずれも甲状腺機能亢進症の症状であり、機能低下症とは正反対である。早期のホルモン補充療法が重要。
  • 重要用語: クレチン症, 先天性甲状腺機能低下症, 精神発達遅延 を正確に理解しておくこと。
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