1. [誤り]甲状腺機能低下症の浮腫は粘液水腫であり、ムコ多糖類の皮下沈着が原因である。
低蛋白血症が主因の浮腫ではなく、圧痕を残さない非圧痕性浮腫が特徴である。
2. [誤り]多発性骨髄腫では形質細胞がM蛋白(異常免疫グロブリン)を大量に産生する。
そのため血清総蛋白はむしろ高値となり、低蛋白血症にはならない。
3. [正解]肝硬変では肝臓の線維化により肝細胞の機能が低下し、アルブミン合成能が著しく低下する。
その結果、低アルブミン血症(低蛋白血症)をきたし、血漿膠質浸透圧が低下して浮腫や腹水が生じる。
さらに門脈圧亢進も加わり、腹水貯留が促進される。
4. [誤り]クインケ浮腫(血管性浮腫)はヒスタミンやブラジキニンによる血管透過性亢進が原因である。
眼瞼・口唇などに限局する急性の浮腫であり、低蛋白血症とは無関係である。