第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
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Question
問題 441 患者の症状と考慮すべき疾患との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1夏でも寒い - 粘液水腫不正解
  2. 2血圧が低い - 褐色細胞腫正解!
  3. 3舌が大きい - 先端肥大症不正解
  4. 4眼球が突出 - バセドウ病不正解
Explanation
解説
1. [誤り]粘液水腫(甲状腺機能低下症)では甲状腺ホルモン不足により基礎代謝が低下し、産熱量が減少するため寒がりとなる。夏でも寒いと訴えることがある特徴的な症状である。
2. [正解]褐色細胞腫は副腎髄質または傍神経節のクロム親和性組織から発生する腫瘍で、カテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)を過剰分泌する。交感神経刺激により発作性または持続性の高血圧をきたす疾患であり、低血圧ではない。頭痛・発汗・動悸が三主徴である。
3. [誤り]先端肥大症(巨人症)では下垂体腺腫による成長ホルモン過剰分泌により、軟部組織が過剰に成長し、舌・口唇・鼻の肥大、下顎突出、手足の肥大がみられる。
4. [誤り]バセドウ病では抗TSH受容体抗体により眼窩内組織(外眼筋・脂肪組織)に炎症・浮腫・肥大が生じ、眼球が前方に押し出されて眼球突出をきたす。
Key Points
ポイント
  • 褐色細胞腫は二次性高血圧の代表的原因で、高血圧患者の0.1~0.2%程度を占める
  • 診断は血中・尿中カテコールアミン高値、画像検査(CT・MRI・シンチグラフィ)で副腎腫瘍を確認
  • 治療は腫瘍摘出術が第一選択で、術前にα遮断薬で血圧コントロールが必要
  • 重要用語: 褐色細胞腫, 高血圧, カテコールアミン過剰, 頭痛・発汗・動悸 を正確に理解しておくこと。
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