第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
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Question
問題 439 症状と原因との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 1洞性頻脈 - 甲状腺機能亢進症不正解
  2. 2前胸部痛 - 狭心症不正解
  3. 3チアノーゼ - 貧血正解!
  4. 4樽状胸 - 肺気腫不正解
Explanation
解説
1. [誤り]甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)では甲状腺ホルモン過剰により交感神経系が興奮し、洞結節の自動能が亢進して洞性頻脈を呈する。安静時でも脈拍数が100回/分以上となる。
2. [誤り]狭心症では冠動脈の狭窄・攣縮により心筋への酸素供給が不足し、心筋虚血が生じる。その結果、前胸部痛(絞扼感・圧迫感)が出現し、左肩・左腕・下顎への放散痛を伴うことがある。
3. [正解]チアノーゼは還元ヘモグロビン(酸素と結合していないヘモグロビン)の増加(5g/dL以上)により皮膚・粘膜が暗紫色を呈する状態である。貧血ではヘモグロビン総量自体が減少しているため、還元ヘモグロビンが5g/dL以上になりにくく、チアノーゼは出現しにくい。チアノーゼの原因は心肺疾患(肺炎・心不全・先天性心疾患など)や多血症である。
4. [誤り]肺気腫では肺胞壁の破壊と肺の過膨張により、残気量が増加し胸郭の前後径が増大する。その結果、胸郭が樽のように膨らんだ樽状胸(ビア樽胸)を呈する。
Key Points
ポイント
  • チアノーゼは還元ヘモグロビン絶対量の増加が原因で、貧血では逆にヘモグロビンが減少するため蒼白を呈する
  • チアノーゼの分類: 中心性(心肺疾患)と末梢性(循環不全)がある
  • 甲状腺機能亢進症では交感神経興奮により洞性頻脈・心房細動などの不整脈が出現する
  • 重要用語: チアノーゼ, 還元ヘモグロビン, 貧血では蒼白, 心肺疾患 を正確に理解しておくこと。
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