1. [誤り]甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)では甲状腺ホルモン過剰により交感神経系が興奮し、洞結節の自動能が亢進して洞性頻脈を呈する。安静時でも脈拍数が100回/分以上となる。
2. [誤り]狭心症では冠動脈の狭窄・攣縮により心筋への酸素供給が不足し、心筋虚血が生じる。その結果、前胸部痛(絞扼感・圧迫感)が出現し、左肩・左腕・下顎への放散痛を伴うことがある。
3. [正解]チアノーゼは還元ヘモグロビン(酸素と結合していないヘモグロビン)の増加(5g/dL以上)により皮膚・粘膜が暗紫色を呈する状態である。貧血ではヘモグロビン総量自体が減少しているため、還元ヘモグロビンが5g/dL以上になりにくく、チアノーゼは出現しにくい。チアノーゼの原因は心肺疾患(肺炎・心不全・先天性心疾患など)や多血症である。
4. [誤り]肺気腫では肺胞壁の破壊と肺の過膨張により、残気量が増加し胸郭の前後径が増大する。その結果、胸郭が樽のように膨らんだ樽状胸(ビア樽胸)を呈する。