第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
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Question
問題 435 テタニー症状をきたす疾患はどれか。
  1. 1巨人症不正解
  2. 2尿崩症不正解
  3. 3バセドウ病不正解
  4. 4副甲状腺機能低下症正解!
Explanation
解説
1. [誤り]巨人症は下垂体腺腫による成長ホルモン(GH)過剰分泌で、骨端線閉鎖前にGH過剰が生じた病態である。高身長や軟部組織肥大がみられるが、カルシウム代謝異常はなくテタニーとは無関係である。
2. [誤り]尿崩症はADH(抗利尿ホルモン)の分泌低下または作用不全による多尿・多飲を呈する疾患で、カルシウム代謝異常はなくテタニーは呈さない。
3. [誤り]バセドウ病は甲状腺機能亢進症で、甲状腺ホルモン過剰により頻脈・体重減少・眼球突出などを呈する。テタニーは生じない。
4. [正解]副甲状腺機能低下症ではパラソルモン(副甲状腺ホルモン、PTH)の分泌低下により腎での活性型ビタミンD産生低下と骨吸収低下が起こり、血中カルシウムが低下する。低カルシウム血症により神経・筋の興奮性が亢進し、テタニー(筋痙攣)症状をきたす。手指の痙攣(助産師手位)、トルーソー徴候(上腕駆血で手指痙攣)、クボステック徴候(顔面神経叩打で顔面筋攣縮)が出現する。
Key Points
ポイント
  • テタニーは低カルシウム血症による神経・筋の異常興奮状態である
  • 原因: 副甲状腺機能低下症、ビタミンD欠乏、低マグネシウム血症、アルカローシスなど
  • 原発性アルドステロン症では低カリウム血症によるテタニーが起こることもある
  • 重要用語: 副甲状腺機能低下症, テタニー, 低カルシウム血症, トルーソー徴候 を正確に理解しておくこと。
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