第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
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Question
問題 434 粘液水腫について誤っている記述はどれか。
  1. 1甲状腺機能の低下である。不正解
  2. 2寒がりとなる。不正解
  3. 3頻脈が見られる。正解!
  4. 4甲状腺刺激ホルモンが増加する。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]粘液水腫は成人の甲状腺機能低下症で、甲状腺ホルモンの分泌低下により代謝全般が低下した状態である。ムコ多糖類が皮下組織に沈着して圧痕を残さない硬い浮腫を呈する。
2. [誤り]甲状腺ホルモン低下により基礎代謝が低下し、産熱量が減少するため体温が低下し、寒がり・発汗減少がみられる。低体温も特徴的である。
3. [正解]粘液水腫(甲状腺機能低下症)では代謝低下により心拍数が減少し、徐脈が出現するのが特徴である。頻脈は誤りである。頻脈は甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の症状である。
4. [誤り]原発性甲状腺機能低下症では甲状腺ホルモン低下に対するネガティブ・フィードバックの減弱により、下垂体から甲状腺刺激ホルモン(TSH)が代償性に増加する。血中TSH高値は診断の重要な指標となる。
Key Points
ポイント
  • 粘液水腫の症状: 寒がり、便秘、体重増加、皮膚乾燥、硬い浮腫、徐脈、活動性低下、嗜眠、記憶障害など
  • 甲状腺機能低下症では血中甲状腺ホルモン低下、TSH高値、総コレステロール高値などがみられる
  • 先天性甲状腺機能低下症はクレチン症と呼ばれ、不均衡型低身長と知能障害を伴う
  • 重要用語: 粘液水腫, 徐脈, 寒がり, TSH高値, 代謝低下 を正確に理解しておくこと。
所見バセドウ病(亢進)粘液水腫(低下)
脈拍頻脈徐脈
体温調節暑がり、発汗増加寒がり、発汗減少
TSH低下上昇
活動性亢進低下
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