1. [誤り]バセドウ病ではTSH受容体抗体により甲状腺が刺激されるとともに、眼窩内組織(外眼筋・脂肪組織)の炎症・浮腫・肥大が生じ、眼球が前方に押し出されて眼球突出がみられる。メルセブルグの三徴(びまん性甲状腺腫・眼球突出・頻脈)の一つである。
2. [正解]粘液水腫は成人の甲状腺機能低下症であり、甲状腺ホルモンの不足により代謝が低下するため、活動性は低下する。活動性の亢進は甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)の症状である。粘液水腫では寒がり・便秘・体重増加・皮膚乾燥・硬い浮腫・動作緩慢・嗜眠・無気力などがみられる。
3. [誤り]尿崩症ではADH(バソプレシン)の分泌低下または作用不全により腎での水再吸収が障害され、多尿(1日5L以上)となる。体液喪失を補うため代償性に多飲(口渇、口内灼熱感)が生じる。
4. [誤り]アジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)ではコルチゾール低下によるネガティブ・フィードバックの減弱でACTHが代償性に過剰分泌される。ACTHはMSH(メラニン細胞刺激ホルモン)と構造が類似しており、皮膚・粘膜(特に歯肉・口唇・手掌皺線)に色素沈着がみられる。