第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
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Question
問題 432 内分泌疾患と症状とについて誤っている組合せはどれか。
  1. 1バセドウ病 - 眼球突出不正解
  2. 2粘液水腫 - 活動性の亢進正解!
  3. 3尿崩症 - 多飲不正解
  4. 4アジソン病 - 色素沈着不正解
Explanation
解説
1. [誤り]バセドウ病ではTSH受容体抗体により甲状腺が刺激されるとともに、眼窩内組織(外眼筋・脂肪組織)の炎症・浮腫・肥大が生じ、眼球が前方に押し出されて眼球突出がみられる。メルセブルグの三徴(びまん性甲状腺腫・眼球突出・頻脈)の一つである。
2. [正解]粘液水腫は成人の甲状腺機能低下症であり、甲状腺ホルモンの不足により代謝が低下するため、活動性は低下する。活動性の亢進は甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)の症状である。粘液水腫では寒がり・便秘・体重増加・皮膚乾燥・硬い浮腫・動作緩慢・嗜眠・無気力などがみられる。
3. [誤り]尿崩症ではADH(バソプレシン)の分泌低下または作用不全により腎での水再吸収が障害され、多尿(1日5L以上)となる。体液喪失を補うため代償性に多飲(口渇、口内灼熱感)が生じる。
4. [誤り]アジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)ではコルチゾール低下によるネガティブ・フィードバックの減弱でACTHが代償性に過剰分泌される。ACTHはMSH(メラニン細胞刺激ホルモン)と構造が類似しており、皮膚・粘膜(特に歯肉・口唇・手掌皺線)に色素沈着がみられる。
Key Points
ポイント
  • 甲状腺機能亢進症と低下症は代謝・活動性が逆になる(亢進vs低下、頻脈vs徐脈、体重減少vs増加など)
  • 粘液水腫の浮腫は圧痕を残さない硬い浮腫で、ムコ多糖類の皮下沈着による
  • アジソン病の色素沈着は日光非暴露部にも出現し、副腎機能低下の特徴的所見である
  • 重要用語: 粘液水腫, 活動性低下, 代謝低下, 色素沈着 を正確に理解しておくこと。
疾患甲状腺機能活動性体重脈拍
バセドウ病亢進亢進減少頻脈
粘液水腫低下低下増加徐脈
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