第06章 内分泌疾患 / B. 甲状腺疾患
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Question
問題 431 内分泌疾患について誤っているのはどれか。
  1. 1バセドウ病は男性に多い。正解!
  2. 2粘液水腫では甲状腺ホルモンの分泌障害がある。不正解
  3. 3尿崩症では抗利尿ホルモンの分泌障害がある。不正解
  4. 4褐色細胞腫では血圧が上昇する。不正解
Explanation
解説
1. [正解]バセドウ病(グレーブス病)は女性に多い甲状腺機能亢進症であり、男女比は1:5~7で女性に多い。男性に多いという記述は誤りである。TSH受容体に対する自己抗体(抗TSH受容体抗体)により甲状腺が刺激され、甲状腺ホルモンが過剰分泌される自己免疫疾患である。
2. [誤り]粘液水腫は成人の甲状腺機能低下症であり、甲状腺ホルモンの分泌が障害される。ムコ多糖類が皮下組織に沈着して硬い浮腫(圧痕を残さない)を呈し、寒がり・便秘・徐脈・活動性低下・皮膚乾燥などがみられる。
3. [誤り]尿崩症は下垂体後葉からの抗利尿ホルモン(ADH、バソプレシン)の分泌低下(中枢性)または腎での作用不全(腎性)により、腎臓での水再吸収が障害され多尿(1日5L以上)となる。
4. [誤り]褐色細胞腫は副腎髄質または傍神経節のクロム親和性組織から発生する腫瘍で、カテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)を過剰分泌し、発作性または持続性の高血圧を呈する。頭痛・発汗・動悸が三主徴である。
Key Points
ポイント
  • バセドウ病の三主徴: びまん性甲状腺腫、眼球突出、頻脈(メルセブルグの三徴)
  • 粘液水腫の浮腫は圧痕を残さない硬い浮腫で、腎性浮腫や心性浮腫と異なる
  • 甲状腺疾患(バセドウ病・橋本病)は総じて女性に多く、自己免疫機序が関与する
  • 重要用語: バセドウ病, 女性優位, 粘液水腫, 抗TSH受容体抗体 を正確に理解しておくこと。
疾患性差ホルモン異常主症状
バセドウ病女性に多い(1:5~7)甲状腺ホルモン過剰頻脈、体重減少、眼球突出
粘液水腫女性に多い甲状腺ホルモン不足硬い浮腫、寒がり、徐脈
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