第06章 内分泌疾患 / A. 下垂体疾患
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Question
問題 429 女性に多く発症するのはどれか。
  1. 1橋本病正解!
  2. 2尿崩症不正解
  3. 3先端巨大症不正解
  4. 4原発性アルドステロン症不正解
Explanation
解説
1. [正解]橋本病(慢性甲状腺炎)は女性に圧倒的に多く発症する。男女比は1:20以上で、女性の10人に1人という高い頻度でみられる。甲状腺に対する自己免疫疾患で、抗サイログロブリン抗体・抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体が陽性となり、進行すると甲状腺機能低下症を呈する。
2. [誤り]尿崩症は男女差があまりなく、女性に特に多い疾患ではない。ADH(抗利尿ホルモン)の分泌不足(中枢性)や腎での作用不全(腎性)により多尿・多飲が生じる。
3. [誤り]先端巨大症は下垂体腺腫による成長ホルモン過剰産生で発症し、明確な性差はなく女性に多い疾患ではない。比較的まれな疾患で人口100万人当たり40人程度と推定される。
4. [誤り]原発性アルドステロン症は20~40代に多く、やや女性に多い傾向があるが、橋本病ほどの顕著な性差(1:20以上)はない。副腎球状帯の腺腫・癌・過形成によりアルドステロン過剰産生が起こる。
Key Points
ポイント
  • 女性に多い内分泌疾患: 橋本病(1:20以上)、バセドウ病(1:5~7)、クッシング症候群(1:6.7)など
  • 橋本病は30~50代の中年女性での発症が多く、自己免疫機序でリンパ球浸潤・結合組織増生が生じる
  • 甲状腺疾患は総じて女性に多く、ホルモンバランスや自己免疫機序が関与すると考えられている
  • 重要用語: 橋本病, 女性優位, 自己免疫疾患, 甲状腺抗体 を正確に理解しておくこと。
疾患男女比好発年齢病態
橋本病1:20以上30~50代甲状腺自己免疫疾患
バセドウ病1:5~720~40代甲状腺自己免疫疾患
クッシング症候群1:6.740代コルチゾール過剰
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