1. [正解]橋本病(慢性甲状腺炎)は女性に圧倒的に多く発症する。男女比は1:20以上で、女性の10人に1人という高い頻度でみられる。甲状腺に対する自己免疫疾患で、抗サイログロブリン抗体・抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体が陽性となり、進行すると甲状腺機能低下症を呈する。
2. [誤り]尿崩症は男女差があまりなく、女性に特に多い疾患ではない。ADH(抗利尿ホルモン)の分泌不足(中枢性)や腎での作用不全(腎性)により多尿・多飲が生じる。
3. [誤り]先端巨大症は下垂体腺腫による成長ホルモン過剰産生で発症し、明確な性差はなく女性に多い疾患ではない。比較的まれな疾患で人口100万人当たり40人程度と推定される。
4. [誤り]原発性アルドステロン症は20~40代に多く、やや女性に多い傾向があるが、橋本病ほどの顕著な性差(1:20以上)はない。副腎球状帯の腺腫・癌・過形成によりアルドステロン過剰産生が起こる。