第06章 内分泌疾患 / A. 下垂体疾患
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Question
問題 427 クッシング病について正しいのはどれか。
  1. 1低血圧となることが多い。不正解
  2. 2下垂体腫瘍によって起きる。正解!
  3. 3コルチゾールの減少をきたす。不正解
  4. 4るいそうを呈することが多い。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]クッシング病ではコルチゾール過剰によりナトリウム・水分の貯留、レニン-アンジオテンシン系の活性化が生じるため高血圧となる。低血圧ではない。低血圧はアジソン病(副腎皮質機能低下症)でみられる。
2. [正解]クッシング病は下垂体腺腫(ACTH産生腺腫)によるACTH過剰分泌が原因で発症する。過剰なACTHが副腎皮質を刺激し、コルチゾールの過剰産生を引き起こす。クッシング症候群のうち下垂体性のものを特にクッシング病と呼ぶ。
3. [誤り]クッシング病ではACTH過剰分泌により副腎皮質が持続的に刺激され、コルチゾールは増加する。減少ではない。コルチゾール減少はアジソン病(副腎皮質機能低下症)でみられる。
4. [誤り]クッシング病ではコルチゾール過剰により中心性肥満(満月様顔貌、水牛様脂肪沈着、体幹部の脂肪蓄積)を呈する。るいそう(やせ)ではない。四肢は筋萎縮で細くなるが体幹は肥満し、特徴的な体型を呈する。
Key Points
ポイント
  • クッシング病(下垂体性)とクッシング症候群(副腎性を含む)を区別する
  • 診断: 血中ACTH上昇、血中コルチゾール高値、頭部MRIで下垂体腺腫、腹部CTで両側副腎腫大を確認
  • 治療は下垂体腺腫の摘出術が第一選択で、手術無効例には放射線療法を行う
  • 重要用語: 下垂体腺腫, ACTH過剰, コルチゾール増加, 中心性肥満 を正確に理解しておくこと。
疾患血圧体型ACTHコルチゾール原因
クッシング病高血圧中心性肥満上昇上昇下垂体腺腫
アジソン病低血圧るいそう上昇低下副腎皮質機能低下
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