第06章 内分泌疾患 / A. 下垂体疾患
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Question
問題 425 尿崩症について正しいのはどれか。
  1. 1多飲正解!
  2. 2多毛不正解
  3. 3高張尿不正解
  4. 4高身長不正解
Explanation
解説
1. [正解]尿崩症ではADH(抗利尿ホルモン、バソプレシン)の分泌低下または作用不全により腎臓での水再吸収が障害され、多尿(1日5L以上)となる。大量の尿により体液が失われるため、脱水を補うために代償的に多飲(口渇、口内灼熱感)がみられる。
2. [誤り]多毛は副腎アンドロゲン過剰(クッシング症候群、副腎腫瘍など)や性ホルモン異常でみられる症状で、尿崩症の症状ではない。
3. [誤り]ADH作用不足により尿の濃縮ができず低張尿(希釈尿、尿比重低下)となり、高張尿ではない。高張尿は脱水や糖尿病(尿糖による浸透圧上昇)でみられる。
4. [誤り]高身長は成長ホルモン過剰(巨人症:骨端線閉鎖前のGH過剰分泌)でみられる症状で、尿崩症の症状ではない。尿崩症は水代謝の異常であり成長には影響しない。
Key Points
ポイント
  • 尿崩症は中枢性(ADH分泌低下)と腎性(ADH作用不全)に分類され、中枢性が多い
  • 診断は水制限試験や高張食塩水負荷試験で行い、尿浸透圧上昇不良を確認する
  • 治療はデスモプレシン(DDAVP)点鼻投与が有効で、基礎疾患の治療も重要である
  • 重要用語: 抗利尿ホルモン, 多尿, 多飲, 低張尿 を正確に理解しておくこと。
疾患多尿尿比重血糖原因
尿崩症あり(5L以上)低下正常ADH分泌低下/作用不全
糖尿病あり上昇高値インスリン作用不足
心因性多飲症あり低下正常精神的要因による過剰飲水
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