1. [正解]クッシング病では下垂体ACTH産生腺腫によるコルチゾール過剰により、性腺機能が抑制され月経異常(無月経・月経不順)をきたす。コルチゾールは視床下部-下垂体-性腺系を抑制し、性腺刺激ホルモン(LH、FSH)の分泌を低下させる。
2. [誤り]クッシング病では中心性肥満(満月様顔貌、水牛様脂肪沈着、体幹部の脂肪蓄積)がみられ、るいそう(やせ)ではない。コルチゾール過剰により糖新生亢進と脂肪再分配が生じ、特徴的な体型を呈する。
3. [誤り]コルチゾール過剰によりナトリウム・水分の貯留、レニン-アンジオテンシン系の活性化が生じ高血圧をきたす。低血圧ではない。低血圧はアジソン病(副腎皮質機能低下症)でみられる。
4. [誤り]クッシング病ではコルチゾール過剰に伴い副腎アンドロゲンも増加し、多毛(ざ瘡を伴う)がみられる。恥毛脱落は副腎アンドロゲン欠乏を示す所見で、アジソン病(副腎皮質機能低下症)でみられる。