第05章 腎・尿器疾患 / F. 前立腺疾患
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Question
問題 417 前立腺肥大症について正しいのはどれか。
  1. 1夜間頻尿がみられる。正解!
  2. 2蛋白尿がみられる。不正解
  3. 3骨シンチグラフィ検査を行う。不正解
  4. 4直腸指診で石のように硬く触知する。不正解
Explanation
解説
1. [正解]前立腺肥大症では肥大した前立腺が尿道を圧迫し、排尿障害として夜間頻尿が初期からみられる。夜間頻尿は前立腺肥大症の最も早期に出現する症状であり、遷延性排尿、尿放出力低下、尿線細小化などの排尿障害が続いて出現する。教科書にも初期の刺激症状として夜間頻尿が記載されている。
2. [誤り]蛋白尿は糸球体腎炎やネフローゼ症候群など糸球体疾患の所見であり、前立腺肥大症の特徴的所見ではない。前立腺肥大症は下部尿路の閉塞性疾患であり、尿蛋白は通常陰性である。
3. [誤り]骨シンチグラフィは前立腺癌の骨転移の検索に用いる検査である。前立腺肥大症は良性腫瘍であり転移は起こらないため、骨シンチグラフィは通常行わない。教科書では前立腺癌の検査として骨シンチグラフィが記載されている。
4. [誤り]直腸指診で石のように硬く(石様硬に)触知するのは前立腺癌の所見である。前立腺肥大症では弾性硬(ゴム様硬)で表面平滑な腫大を触知し、前立腺癌とは硬さが明確に異なる。
Key Points
ポイント
  • 前立腺肥大症について問われる際、前立腺癌の所見(石様硬、骨転移、骨シンチグラフィ)との混同を狙った選択肢が頻出する。
  • 前立腺肥大症の特徴:良性腫瘍、夜間頻尿(初期症状)、弾性硬・表面平滑(直腸指診)、転移なし。
  • 重要用語: 夜間頻尿、弾性硬、良性腫瘍、前立腺癌との鑑別、骨シンチグラフィ を正確に理解しておくこと。
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