第05章 腎・尿器疾患 / E. 結石症
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Question
問題 406 疝痛をきたすのはどれか。
  1. 1肺梗塞不正解
  2. 2心筋梗塞不正解
  3. 3尿管結石正解!
  4. 4膀胱炎不正解
Explanation
解説
1. [誤り]肺梗塞(肺塞栓症)では突然の胸痛や呼吸困難が生じるが、これは血栓による肺動脈の閉塞に伴う症状であり、管腔臓器の痙攣による疝痛とは異なる。胸膜痛や血痰がみられることもある。
2. [誤り]心筋梗塞では持続性の前胸部絞扼感・圧迫感が生じるが、これは冠動脈の閉塞による心筋虚血の痛みであり、疝痛とは性質が異なる。痛みは左肩・左腕・顎などに放散することがある。
3. [正解]尿管結石は疝痛をきたす代表的な疾患である。疝痛とは管腔臓器(尿管、胆管、腸管など)の平滑筋が痙攣性に収縮することで生じる発作性の激痛である。尿管結石では結石が尿管に嵌頓して尿管平滑筋の痙攣を誘発し、腰背部から下腹部にかけての激しい疝痛発作が起こる。悪心・嘔吐・冷や汗などの自律神経症状を伴う。
4. [誤り]膀胱炎では排尿痛・頻尿・残尿感・尿混濁が主症状であり、疝痛は膀胱炎の特徴的症状ではない。膀胱炎の痛みは排尿時の灼熱感として現れる。
Key Points
ポイント
  • 疝痛は管腔臓器(尿管・胆管・腸管)の平滑筋痙攣による発作性の激痛である。尿管結石のほかに胆石症(胆道疝痛)も疝痛をきたす代表的疾患である。
  • 胸痛(肺梗塞・心筋梗塞)や排尿痛(膀胱炎)は疝痛とは痛みの性質が異なることを理解する。
  • 重要用語: 疝痛、尿管結石、管腔臓器、平滑筋痙攣、発作性激痛 を正確に理解しておくこと。
疾患痛みの性質疼痛部位
尿管結石疝痛(発作性激痛)腰背部〜下腹部
胆石症疝痛(発作性激痛)右季肋部〜心窩部
心筋梗塞持続性絞扼感前胸部
肺梗塞突然の胸痛胸部
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