第05章 腎・尿器疾患 / C. 感染症
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Question
問題 404 腰背部痛をきたしやすい疾患はどれか。
  1. 1胆石症不正解
  2. 2膀胱炎不正解
  3. 3尿管結石正解!
  4. 4前立腺炎不正解
Explanation
解説
1. [誤り]胆石症は右季肋部痛や心窩部痛が主症状であり、右肩や背部への放散痛がみられることはあるが、腰背部痛を主症状とする疾患ではない。食後、特に脂肪食後に症状が増悪しやすい。
2. [誤り]膀胱炎は下腹部の不快感・排尿痛・頻尿・尿混濁が主症状であり、腰背部痛は通常みられない。腰背部痛がある場合は感染が腎盂に波及した腎盂腎炎を疑うべきである。
3. [正解]尿管結石は腰背部痛をきたしやすい代表的な疾患である。結石が尿管に嵌頓すると、尿管の平滑筋が痙攣性に収縮して激しい疝痛発作が生じ、腰背部から側腹部、さらに下腹部・鼠径部にかけて放散する。教科書でも「激痛は腰背部から下腹部に放散する」と記載されている。CVA(肋骨脊柱角)叩打痛も特徴的である。
4. [誤り]前立腺炎は会陰部痛・排尿障害・排尿痛が主症状であり、腰背部痛は前立腺炎の主な症状ではない。前立腺は膀胱直下の小骨盤腔に位置する。
Key Points
ポイント
  • 腰背部痛をきたす泌尿器疾患として、尿管結石と腎盂腎炎を代表的に覚えておく。尿管結石は疝痛発作、腎盂腎炎は発熱+叩打痛を伴う。
  • 胆石症は右季肋部〜心窩部、膀胱炎は下腹部、前立腺炎は会陰部と、それぞれ疼痛部位が異なる。
  • 重要用語: 尿管結石、腰背部痛、疝痛発作、放散痛、CVA叩打痛 を正確に理解しておくこと。
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