第05章 腎・尿器疾患 / C. 感染症
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Question
問題 403 腎盂腎炎について正しいのはどれか。
  1. 1心窩部痛を伴う。不正解
  2. 2尿は黄色透明である。不正解
  3. 3原因菌は大腸菌が多い。正解!
  4. 4悪寒発熱はみられない。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]腎盂腎炎では心窩部痛ではなく、腰背部痛・側腹部痛が特徴的である。CVA(肋骨脊柱角)叩打痛が重要な所見である。心窩部痛は胃・十二指腸潰瘍や膵炎など消化器疾患の症状であり、腎盂腎炎とは異なる。
2. [誤り]腎盂腎炎では尿は混濁し、膿尿が出現する。黄色透明ではなく、尿沈渣で白血球の増加が認められ、尿培養で10万CFU/mL以上の細菌が確認される。尿混濁は腎盂腎炎の重要な診断所見の一つである。
3. [正解]腎盂腎炎の起炎菌は大腸菌が最も多く、約80%を占める。膀胱からの逆行性(上行性)感染で起こり、外陰部の大腸菌が尿道を経由して腎盂に達して炎症を起こす。教科書でも起炎菌として大腸菌が多いと記載されている。抗菌薬はペニシリン系またはセフェム系が第一選択である。
4. [誤り]急性腎盂腎炎では悪寒戦慄を伴う38度以上の高熱が特徴的にみられる。発熱は腎盂腎炎の3徴(発熱、腰痛、膿尿)の一つであり、膀胱炎との重要な鑑別点でもある。
Key Points
ポイント
  • 腎盂腎炎の3徴は「発熱」「腰痛」「膿尿」である。原因菌は大腸菌が最多で、上行性感染が主な経路。
  • 膀胱炎との鑑別で最も重要なのは高熱の有無である。膀胱炎は高熱なし、腎盂腎炎は38度以上の高熱と悪寒戦慄を伴う。
  • 重要用語: 腎盂腎炎、大腸菌、上行性感染、高熱、CVA叩打痛、膿尿 を正確に理解しておくこと。
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