第05章 腎・尿器疾患 / C. 感染症
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Question
問題 402 腰背部痛をきたしやすい疾患はどれか。
  1. 1肺梗塞不正解
  2. 2膀胱炎不正解
  3. 3尿管結石正解!
  4. 4急性虫垂炎不正解
Explanation
解説
1. [誤り]肺梗塞(肺塞栓症)は肺動脈が血栓で閉塞する疾患であり、突然の胸痛・呼吸困難・頻呼吸が主症状である。腰背部痛は特徴的な症状ではない。下肢深部静脈血栓症が原因となることが多い。
2. [誤り]膀胱炎は膀胱粘膜の炎症であり、頻尿・排尿痛・下腹部不快感・尿混濁が主症状である。腰背部痛は通常みられず、腰痛を伴う場合は上部尿路への感染波及(腎盂腎炎)を疑うべきである。
3. [正解]尿管結石は腰背部痛をきたす代表的な疾患である。結石が尿管に嵌頓すると激しい疝痛発作が生じ、痛みは腰背部から側腹部、さらに下腹部・鼠径部にかけて放散する。教科書でも「激痛は腰背部から下腹部に放散する」と記載されている。悪心・嘔吐、冷や汗などの自律神経症状を伴うことも多い。
4. [誤り]急性虫垂炎は初期に心窩部痛や臍周囲痛で始まり、その後右下腹部(マックバーネー点付近)に限局するのが典型的な経過である。腰背部痛は主症状ではない。
Key Points
ポイント
  • 尿管結石は腰背部痛(疝痛発作)をきたす代表的な疾患である。痛みの放散パターン(腰背部→側腹部→下腹部→鼠径部)を理解しておく。
  • 腰背部痛の鑑別として、尿管結石のほかに腎盂腎炎(腰痛+発熱+叩打痛)も重要である。
  • 重要用語: 尿管結石、疝痛発作、腰背部痛、放散痛、自律神経症状 を正確に理解しておくこと。
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