1. [正解]急性膀胱炎の原因菌は大腸菌をはじめとするグラム陰性桿菌が多い。大腸菌が原因菌の約80%を占める。外陰部から尿道を経由して上行性に感染するのが典型的な発症機序である。教科書でも大腸菌をはじめとするグラム陰性桿菌が急性単純性膀胱炎の原因として記載されている。
2. [誤り]急性膀胱炎は女性に圧倒的に多い。女性の半数が生涯に1〜2回罹患するとされる。女性は尿道が短く、外陰部の細菌が膀胱に到達しやすいためである。男性では基礎疾患がなければまれである。
3. [誤り]急性膀胱炎は膀胱に限局した下部尿路の感染であるため、高熱を伴うことは少ない。高熱(38度以上)を伴う場合は上部尿路感染症である腎盂腎炎を疑うべきである。
4. [誤り]急性膀胱炎では水分を十分に摂取して排尿を促し、細菌を洗い流すことが推奨される。水分制限はかえって細菌の増殖を助長するため不適切である。教科書にも水分の十分な摂取が治療として記載されている。