第05章 腎・尿器疾患 / C. 感染症
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Question
問題 401 急性膀胱炎について正しいのはどれか。
  1. 1原因菌は大腸菌が多い。正解!
  2. 2男性に多い。不正解
  3. 3高熱をきたすことが多い。不正解
  4. 4水分はあまり摂らない方が良い。不正解
Explanation
解説
1. [正解]急性膀胱炎の原因菌は大腸菌をはじめとするグラム陰性桿菌が多い。大腸菌が原因菌の約80%を占める。外陰部から尿道を経由して上行性に感染するのが典型的な発症機序である。教科書でも大腸菌をはじめとするグラム陰性桿菌が急性単純性膀胱炎の原因として記載されている。
2. [誤り]急性膀胱炎は女性に圧倒的に多い。女性の半数が生涯に1〜2回罹患するとされる。女性は尿道が短く、外陰部の細菌が膀胱に到達しやすいためである。男性では基礎疾患がなければまれである。
3. [誤り]急性膀胱炎は膀胱に限局した下部尿路の感染であるため、高熱を伴うことは少ない。高熱(38度以上)を伴う場合は上部尿路感染症である腎盂腎炎を疑うべきである。
4. [誤り]急性膀胱炎では水分を十分に摂取して排尿を促し、細菌を洗い流すことが推奨される。水分制限はかえって細菌の増殖を助長するため不適切である。教科書にも水分の十分な摂取が治療として記載されている。
Key Points
ポイント
  • 急性膀胱炎は「大腸菌が原因菌で最多」「女性に多い」「高熱は出ない」が重要ポイント。高熱があれば腎盂腎炎を疑う。
  • 膀胱炎と腎盂腎炎の鑑別を確実にする。膀胱炎は発熱なし・排尿痛あり、腎盂腎炎は高熱・腰痛・叩打痛あり。
  • 重要用語: 大腸菌、女性に多発、上行性感染、排尿痛、腎盂腎炎との鑑別 を正確に理解しておくこと。
項目急性膀胱炎急性腎盂腎炎
好発女性小児男児、若年女性、高齢男性
原因菌大腸菌大腸菌
発熱なし〜微熱38度以上の高熱
主症状頻尿、排尿痛、尿混濁発熱、腰痛、叩打痛
感染経路上行性上行性(逆行性)
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