1. [誤り]ネフローゼ症候群では血清コレステロールは低値ではなく高値(総コレステロール250mg/dL以上)となる。低アルブミン血症の代償として肝臓でのリポ蛋白合成が亢進し、高コレステロール血症を呈する。
2. [正解]ネフローゼ症候群では糸球体の透過性亢進により大量の蛋白質(3.5g/日以上)が尿中に漏出し、血清総蛋白6.0g/dL以下、アルブミン3.0g/dL以下の低蛋白血症(低アルブミン血症)を呈する。低アルブミン血症により血漿膠質浸透圧が低下し、浮腫が出現する。これはネフローゼ症候群の必須診断基準である。
3. [誤り]ネフローゼ症候群では尿蛋白は陰性ではなく、大量の蛋白尿(3.5g/日以上)が出現する。高度蛋白尿はネフローゼ症候群の診断に必須の所見であり、最も重要な特徴である。
4. [誤り]小児のネフローゼ症候群は80〜90%が微小変化型であり、副腎皮質ステロイド薬に良好に反応し予後良好である。成人に比べて治療反応性がよく、完全寛解に至ることが多い。