第05章 腎・尿器疾患 / A. 原発性糸球体腎炎
1 / 3
Question
問題 375 肺癌の隣接臓器への浸潤により起こるのはどれか。
  1. 1マルファン症候群不正解
  2. 2ネフローゼ症候群不正解
  3. 3ラムゼー・ハント症候群不正解
  4. 4パンコースト症候群正解!
Explanation
解説
1. [誤り]マルファン症候群は結合組織の遺伝性疾患で、フィブリリン-1遺伝子の異常により大動脈瘤、水晶体脱臼、高身長・クモ状指などを呈する。肺癌の浸潤とは無関係である。
2. [誤り]ネフローゼ症候群は糸球体病変により大量蛋白尿、低蛋白血症、浮腫、高脂血症を呈する腎疾患である。肺癌の浸潤とは無関係である。
3. [誤り]ラムゼー・ハント症候群は水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化により膝神経節が侵され、顔面神経麻痺・耳介の帯状疱疹・内耳障害を呈する。肺癌の浸潤ではない。
4. [正解]パンコースト症候群は肺尖部の肺癌(パンコースト腫瘍)が腕神経叢・交感神経・鎖骨下動脈などの隣接臓器に浸潤することで生じる症候群である。上肢の疼痛・しびれ、ホルネル症候群(縮瞳・眼瞼下垂・眼球陥凹・顔面無汗)などが特徴的である。
Key Points
ポイント
  • 肺癌の隣接臓器浸潤により起こるのはパンコースト症候群である。肺尖部癌が神経や血管に浸潤して特徴的な症状を呈する。
  • 各症候群を整理する:マルファン症候群(遺伝性結合組織疾患)、ネフローゼ症候群(糸球体疾患)、ラムゼー・ハント症候群(ウイルス性神経疾患)、パンコースト症候群(肺尖部癌の浸潤)。
  • パンコースト症候群の症状:上肢痛・しびれ(腕神経叢浸潤)、ホルネル症候群(交感神経浸潤)、鎖骨下動脈の圧迫症状。
  • 重要用語: パンコースト症候群、肺尖部癌、腕神経叢浸潤、ホルネル症候群 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶