1. [誤り]急性糸球体腎炎では低血圧ではなく高血圧がみられる。糸球体濾過量の低下によりナトリウムと水分が体内に貯留し、循環血液量が増加することで血圧が上昇する。高血圧は急性糸球体腎炎の主要5徴候(血尿・蛋白尿・浮腫・高血圧・乏尿)の一つである。
2. [誤り]ネフローゼ症候群では低コレステロール血症ではなく高コレステロール血症がみられる。低アルブミン血症に対する代償反応として肝臓でのリポ蛋白合成が亢進し、総コレステロールが250mg/dL以上となる。高脂血症はネフローゼ症候群の四大徴候の一つである。
3. [正解]急性腎不全では代謝性アシドーシスがみられる。腎機能の急速な低下により、酸(水素イオン)の排泄障害と重炭酸イオン(HCO₃⁻)の再吸収低下が起こり、血液pHが低下して代謝性アシドーシスを呈する。血液ガス検査でpH低下、HCO₃⁻低下、代償性の呼吸性アルカローシス(PaCO₂低下)がみられる。
4. [誤り]慢性腎不全では低リン血症ではなく高リン血症がみられる。腎からのリン排泄が障害されるため血清リン濃度が上昇する。高リン血症により血清カルシウムが低下し、二次性副甲状腺機能亢進症や腎性骨異栄養症を引き起こす。食事療法でリン制限が必要となる。