第05章 腎・尿器疾患 / A. 原発性糸球体腎炎
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Question
問題 370 ネフローゼ症候群の特徴でないのはどれか。
  1. 1全身浮腫不正解
  2. 2ミオグロビン尿症正解!
  3. 3低蛋白血症不正解
  4. 4高脂血症不正解
Explanation
解説
1. [誤り]全身浮腫はネフローゼ症候群の最も代表的な症状である。低アルブミン血症により血漿膠質浸透圧が低下し、血管内から組織間隙へ水分が移行することで全身性の浮腫を呈する。顔面・下肢から始まり、重症例では胸水・腹水も伴う全身性浮腫となる。
2. [正解]ミオグロビン尿症はネフローゼ症候群の特徴ではない。ミオグロビン尿症は横紋筋融解症(外傷、過度の運動、薬剤、熱中症など)で骨格筋が破壊され、筋肉由来のミオグロビンが血中に放出され尿中に排泄される状態である。尿は暗褐色を呈し、急性尿細管壊死による腎性急性腎不全の原因となる。
3. [誤り]低蛋白血症(低アルブミン血症)はネフローゼ症候群の中核をなす病態である。大量の蛋白尿により血清総蛋白が6.0g/dL以下、アルブミンが3.0g/dL以下に低下し、これが浮腫や高脂血症などの他の症状を引き起こす根本的原因となる。
4. [誤り]高脂血症(高コレステロール血症)はネフローゼ症候群の四大徴候の一つである。低アルブミン血症に対する代償反応として肝臓でのリポ蛋白合成が亢進し、総コレステロールが250mg/dL以上となる。血清は乳白色を呈することもある。
Key Points
ポイント
  • ネフローゼ症候群の四大徴候は、大量蛋白尿、低蛋白血症、全身浮腫、高脂血症である。ミオグロビン尿症は横紋筋融解症の所見でネフローゼとは無関係。
  • ミオグロビン尿症と蛋白尿の違いを理解する:ミオグロビン尿症は筋肉由来、尿は暗褐色(コーラ色)で急性腎不全の原因。ネフローゼの蛋白尿は糸球体由来。
  • ネフローゼ症候群の病態の連鎖:大量蛋白尿→低アルブミン血症→膠質浸透圧低下→浮腫、および肝での脂質合成亢進→高脂血症。
  • 重要用語: ネフローゼ症候群、ミオグロビン尿症、低蛋白血症、全身浮腫、高脂血症 を正確に理解しておくこと。
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