1. [正解]ネフローゼ症候群は高血圧を特徴としない腎疾患である。四大徴候は大量の蛋白尿(3.5g/日以上)、低蛋白血症、高脂血症、浮腫であり、高血圧は含まれない。むしろ低アルブミン血症により有効循環血液量が減少し、低血圧傾向を示すことがある。ただし二次性ネフローゼ症候群では原疾患により高血圧を伴うこともある。
2. [誤り]慢性糸球体腎炎では高血圧が主要な症状の一つである。腎機能低下に伴うナトリウムと水分の貯留により循環血液量が増加すること、レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の活性化により血管が収縮すること、これらにより高血圧を呈する。進行型では高血圧が顕著である。
3. [誤り]急性糸球体腎炎では高血圧が主要5徴候の一つである。糸球体濾過量の低下により体液(ナトリウムと水分)が貯留し、循環血液量が増加することで血圧が上昇する。乏尿・浮腫とともに高血圧が出現し、重症例では高血圧性脳症を合併することもある。
4. [誤り]腎硬化症は高血圧が原因となって発症する疾患であり、高血圧が特徴である。長期間の高血圧により腎細動脈に動脈硬化が生じ、腎実質が障害される。良性腎硬化症は軽・中等度の高血圧の持続により、悪性腎硬化症は拡張期血圧130mmHg以上の高度高血圧により生じる。