1. [誤り]急性糸球体腎炎では多尿ではなく乏尿を呈する。糸球体の急性炎症により糸球体濾過量(GFR)が著しく低下し、1日尿量が400mL以下に減少する。乏尿によりナトリウムと水分が体内に貯留し、浮腫や高血圧を引き起こす。
2. [誤り]細菌尿は尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎など)の所見であり、急性糸球体腎炎ではみられない。急性糸球体腎炎は溶連菌などの先行感染後の免疫反応により発症するが、腎自体に細菌感染が起きているわけではないため細菌尿は認められない。
3. [正解]血尿は急性糸球体腎炎の最も特徴的な症状である。糸球体の炎症により糸球体毛細血管が傷害され、赤血球が尿中に漏出する。コーラ色あるいは褐色の肉眼的血尿を呈することが多く、これが診断の重要な手がかりとなる。尿沈渣では赤血球円柱も認められる。
4. [誤り]糖尿は糖尿病における高血糖状態で血糖が腎の再吸収閾値(約170mg/dL)を超えた際に出現する所見であり、急性糸球体腎炎とは無関係である。急性糸球体腎炎では糖尿はみられない。