1. [誤り]高血圧は急性糸球体腎炎の主要症状の一つである。糸球体の炎症により糸球体濾過量が低下し、ナトリウムと水分が体内に貯留して循環血液量が増加するため血圧が上昇する。レニン-アンジオテンシン系の活性化も血圧上昇に関与する。
2. [正解]急性糸球体腎炎では多尿ではなく乏尿がみられる。糸球体の急性炎症により糸球体濾過機能が著しく低下し、尿量が400mL/日以下に減少する。乏尿により水分とナトリウムが体内に貯留し、高血圧や浮腫を引き起こす。尿量の回復は炎症の改善を示す良い指標となる。
3. [誤り]血尿は急性糸球体腎炎の最も特徴的な症状である。糸球体の炎症により赤血球が尿中に漏出し、コーラ色あるいは褐色の肉眼的血尿を呈する。顕微鏡的には赤血球円柱も認められ、糸球体性血尿の証拠となる。
4. [誤り]蛋白尿は急性糸球体腎炎の基本的症状である。糸球体の炎症により濾過膜の透過性が亢進し、蛋白質が尿中に漏出する。通常は中等度(1〜3g/日程度)の蛋白尿であるが、ネフローゼ症候群のような大量蛋白尿を呈することは少ない。