1. [誤り]慢性糸球体腎炎では浮腫がみられる。これは糸球体からの持続的な蛋白漏出により血清アルブミンが低下し、血漿膠質浸透圧が低下するためである。また腎機能低下に伴うナトリウム・水分の貯留も浮腫の原因となる。進行型では高度の浮腫を呈することもある。
2. [誤り]低蛋白血症(低アルブミン血症)は慢性糸球体腎炎の重要な所見である。糸球体の濾過障害により蛋白質が持続的に尿中に漏出し、血清総蛋白やアルブミンが低下する。とくに進行型では高度の蛋白尿により低蛋白血症が顕著となる。
3. [誤り]蛋白尿は慢性糸球体腎炎の最も基本的な所見である。糸球体の濾過膜が障害されることで、本来尿中に排泄されないアルブミンなどの蛋白質が尿中に漏出する。潜在型では1g/日以下の軽度の蛋白尿、進行型では高度の蛋白尿がみられる。
4. [正解]慢性糸球体腎炎では低血圧ではなく高血圧がみられる。これは腎機能低下に伴うナトリウム・水分の貯留により循環血液量が増加すること、またレニン-アンジオテンシン-アルドステロン系の活性化により血管が収縮することによる。高血圧は腎機能をさらに悪化させる因子となるため、厳格な血圧管理が重要である。