1. [誤り]腺癌は肺癌全体では最も頻度が高い組織型であるが、喫煙との関連は扁平上皮癌ほど強くない。
腺癌は非喫煙者にも発生し、肺野部(末梢型)に好発する。喫煙肺癌患者に最も多い組織型ではない。
2. [誤り]大細胞癌は肺癌の中では頻度が低い組織型(約9%)であり、喫煙肺癌患者に最も多い型ではない。
肺野部に好発し、発育が急速であるが、喫煙との関連は扁平上皮癌ほど強くない。
3. [誤り]小細胞癌は喫煙との関連が強い組織型であるが、頻度(約16%)は扁平上皮癌よりも低い。
肺門部に好発し、転移しやすく悪性度が最も高いが、喫煙肺癌患者に最も多い組織型ではない。
4. [正解]扁平上皮癌は喫煙との関連が最も強い組織型であり、喫煙肺癌患者に最も多い。
喫煙により気道上皮の扁平上皮化生が生じ、そこから発癌に至る。
肺門部(中心型)に好発し、咳嗽・血痰が早期から出現しやすい。頻度は約31.2%であり、喀痰細胞診での早期発見に有用である。
| 組織型 | 喫煙との関連 | 頻度 | 好発部位 |
|:---|:---|:---|:---|
| 扁平上皮癌 | 最も強い | 約31% | 肺門部(中心型) |
| 小細胞癌 | 強い | 約16% | 肺門部(中心型) |
| 腺癌 | 比較的弱い | 約44% | 肺野部(末梢型) |
| 大細胞癌 | 比較的弱い | 約9% | 肺野部 |
<p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 肺癌組織型と喫煙との関連</p>