第04章 呼吸器疾患 / D. その他の呼吸器疾患
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Question
問題 359 喫煙肺癌患者に最も多い組織型はどれか。
  1. 1腺 癌不正解
  2. 2大細胞癌不正解
  3. 3小細胞癌不正解
  4. 4扁平上皮癌正解!
Explanation
解説
1. [誤り]腺癌は肺癌全体では最も頻度が高い組織型であるが、喫煙との関連は扁平上皮癌ほど強くない。 腺癌は非喫煙者にも発生し、肺野部(末梢型)に好発する。喫煙肺癌患者に最も多い組織型ではない。
2. [誤り]大細胞癌は肺癌の中では頻度が低い組織型(約9%)であり、喫煙肺癌患者に最も多い型ではない。 肺野部に好発し、発育が急速であるが、喫煙との関連は扁平上皮癌ほど強くない。
3. [誤り]小細胞癌は喫煙との関連が強い組織型であるが、頻度(約16%)は扁平上皮癌よりも低い。 肺門部に好発し、転移しやすく悪性度が最も高いが、喫煙肺癌患者に最も多い組織型ではない。
4. [正解]扁平上皮癌は喫煙との関連が最も強い組織型であり、喫煙肺癌患者に最も多い。 喫煙により気道上皮の扁平上皮化生が生じ、そこから発癌に至る。 肺門部(中心型)に好発し、咳嗽・血痰が早期から出現しやすい。頻度は約31.2%であり、喀痰細胞診での早期発見に有用である。 | 組織型 | 喫煙との関連 | 頻度 | 好発部位 | |:---|:---|:---|:---| | 扁平上皮癌 | 最も強い | 約31% | 肺門部(中心型) | | 小細胞癌 | 強い | 約16% | 肺門部(中心型) | | 腺癌 | 比較的弱い | 約44% | 肺野部(末梢型) | | 大細胞癌 | 比較的弱い | 約9% | 肺野部 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 肺癌組織型と喫煙との関連</p>
Key Points
ポイント
  • 喫煙肺癌患者に最も多い組織型は扁平上皮癌であり、喫煙との関連が最も強い。肺門部(中心型)に好発し、喫煙による気道上皮の扁平上皮化生が発癌の基盤となる。
  • 肺癌全体では腺癌が最多(約44%)であるが、喫煙者に限れば扁平上皮癌が最多である。この区別は頻出事項である。
  • 重要用語: 扁平上皮癌, 喫煙との関連, 肺門部好発, 扁平上皮化生, 喀痰細胞診 を正確に理解しておくこと。
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