第04章 呼吸器疾患 / D. その他の呼吸器疾患
1 / 3
Question
問題 358 気管支拡張症の原因として関連が少ないのはどれか。
  1. 1免疫不全不正解
  2. 2小児期の肺炎不正解
  3. 3喫煙の習慣正解!
  4. 4慢性副鼻腔炎不正解
Explanation
解説
1. [誤り]免疫不全は繰り返す気道感染の原因となり、気管支壁の破壊を促進するため気管支拡張症の重要な原因である。 免疫グロブリン欠損症などの免疫不全状態では気管支拡張症が生じやすい。
2. [誤り]小児期の肺炎(百日咳・麻疹・結核などによる重症気道感染)は気管支壁を破壊し、気管支拡張症の原因として最も重要である。 気管支拡張症の患者では小児期に肺炎や副鼻腔炎の既往がある場合が多い。
3. [正解]**正しい(関連が少ないもの)。** 喫煙はCOPD(肺気腫・慢性気管支炎)や肺癌の主要なリスク因子であるが、気管支拡張症の直接的な原因としては関連が少ない。 気管支拡張症の原因としては免疫不全、小児期の重症気道感染、慢性副鼻腔炎、線毛運動異常の方がはるかに重要である。
4. [誤り]慢性副鼻腔炎は気管支拡張症と合併しやすく、副鼻腔気管支症候群として知られている。 上気道と下気道の慢性炎症が併存する病態であり、気管支拡張症の原因として関連が深い。 | 原因 | 気管支拡張症との関連 | 備考 | |:---|:---|:---| | 免疫不全 | 強い | 繰り返す気道感染 | | 小児期の肺炎 | 強い | 百日咳・麻疹・結核 | | 喫煙 | 少ない | COPD・肺癌のリスク因子 | | 慢性副鼻腔炎 | 強い | 副鼻腔気管支症候群 | | 線毛運動異常 | 強い | Kartagener症候群 | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 気管支拡張症の原因と関連の強さ</p>
Key Points
ポイント
  • 喫煙はCOPDや肺癌のリスク因子であるが、気管支拡張症の原因としては関連が少ない。気管支拡張症の主な原因は免疫不全、小児期の重症気道感染、慢性副鼻腔炎、線毛運動異常である。
  • 副鼻腔気管支症候群は慢性副鼻腔炎と気管支拡張症の合併を示す重要な概念である。
  • 重要用語: 気管支拡張症, 喫煙, 免疫不全, 小児期肺炎, 副鼻腔気管支症候群 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶