第04章 呼吸器疾患 / D. その他の呼吸器疾患
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Question
問題 357 気管支拡張症について正しいのはどれか。
  1. 1気道の変化は不可逆性である。正解!
  2. 2小児喘息の既往をもつことが多い。不正解
  3. 3喀血をきたすことはない。不正解
  4. 4治療は抗菌薬を短期投与する。不正解
Explanation
解説
1. [正解]気管支拡張症では気管支壁の筋性成分と弾性成分が破壊され、気管支腔が異常に拡張した状態となる。 この変化は不可逆的であり、一度拡張した気管支は元に戻らない。 繰り返す気道感染や気道閉塞により気管支壁が破壊・線維化して永続的に拡張するのが本疾患の本質的な病態である。
2. [誤り]気管支拡張症の原因として重要なのは小児期の重症気道感染(肺炎・百日咳・麻疹など)であり、小児喘息の既往とは直接的な関連は薄い。 免疫不全、線毛運動の機能異常、慢性副鼻腔炎も原因として知られている。
3. [誤り]気管支拡張症では喀血をきたすことがある。 拡張した気管支壁に走行する血管が気道の炎症により破綻して血痰・喀血を認める場合があり、時に大量喀血による窒息で死亡することもある。
4. [誤り]気管支拡張症の治療は短期投与のみでは不十分であり、長期的な管理が必要である。 急性増悪時には抗菌薬を投与するが、マクロライド系抗菌薬の少量長期投与が喀痰量を減少させる効果があり、体位ドレナージによる排痰も重要な治療法である。
Key Points
ポイント
  • 気管支拡張症では気管支壁の破壊による気道の変化は不可逆的である。喀血をきたすこともあり、治療には長期的な管理(マクロライド少量長期投与、体位ドレナージ)が必要である。
  • 原因は小児期の重症気道感染、免疫不全、線毛運動異常、慢性副鼻腔炎などであり、小児喘息の既往との直接的な関連は薄い。
  • 重要用語: 気管支拡張症, 不可逆性変化, 喀血, マクロライド少量長期投与, 体位ドレナージ を正確に理解しておくこと。
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