第04章 呼吸器疾患 / D. その他の呼吸器疾患
1 / 3
Question
問題 356 肺腺癌の特徴で正しいのはどれか。
  1. 1喫煙と関連が大きい。不正解
  2. 2女性よりも男性に多い。正解!
  3. 3肺癌の中で最も頻度が高い。不正解
  4. 4肺門部に発生することが多い。不正解
Explanation
解説
1. [誤り]肺腺癌は喫煙との関連が比較的小さい組織型である。 喫煙との関連が大きいのは扁平上皮癌と小細胞癌であり、腺癌は非喫煙者や女性にも発生する。
2. [正解]肺癌全体として男性の方が罹患率は高く、腺癌においても男性の方が多い。 ただし、腺癌は女性における肺癌の中では最も多い組織型であり、女性の肺癌では腺癌が大半を占める。
3. [誤り]肺腺癌は肺癌の組織型の中で最も頻度が高く、約43.8%を占める。 近年さらに増加傾向がみられ、扁平上皮癌(約31.2%)を上回っている。
4. [誤り]肺腺癌は肺末梢(肺野部)に発生することが多い末梢型肺癌である。 肺門部に発生することが多いのは扁平上皮癌や小細胞癌(中心型肺癌)である。 | 組織型 | 頻度 | 好発部位 | 喫煙との関連 | 性差 | |:---|:---|:---|:---|:---| | 腺癌 | 最多(約44%) | 肺野部(末梢型) | 比較的小さい | 女性に相対的に多い | | 扁平上皮癌 | 約31% | 肺門部(中心型) | 大きい | 男性に多い | | 小細胞癌 | 約16% | 肺門部(中心型) | 大きい | 男性に多い | | 大細胞癌 | 約9% | 肺野部 | 比較的小さい | 男性に多い | <p style="font-size:0.8em; color:#888; text-align:center; margin-top:0.3em;">表: 肺癌の組織型別特徴の比較</p>
Key Points
ポイント
  • 肺腺癌は肺癌の中で最も頻度が高い組織型であり、肺野部(末梢型)に好発する。喫煙との関連は扁平上皮癌や小細胞癌ほど強くなく、非喫煙者や女性にも発生しうる。
  • 肺癌の組織型ごとの好発部位・喫煙との関連・頻度の違いを正確に整理しておく。
  • 重要用語: 肺腺癌, 最多の組織型, 肺野部好発, 扁平上皮癌, 中心型肺癌 を正確に理解しておくこと。
◀ 前の問題 ☰ 目次 次の問題 ▶